2011年6月20日月曜日

【ETC千円高速終了】

麻生政権時代に誕生した【千円高速】ですが、2011年6月19日ついに終了となりました。「東日本大震災の復興予算確保のため」と、もっともらしい口実をつけています。社会実験として無料の地域もありました。其れは、総選挙のマニフェストの中に高速道路無料を謳っていたからです。埋蔵金を当てにして、子供手当て増額、高速道路無料、etc と出来もしない構想をぶち上げ政権政党になったは良いが、埋蔵金は無い、想定外の支出の増加、基地問題と出口の見えない迷路でもがく政権にETCをつけてやりたいくらいです。
これは今から14年前の1997年から試験的に小田原厚木道路小田原料金所で業務用車輛を対象に開始されました。料金所下り線の外側ブースで行っていたのでよ~く覚えています。何故よ~くかと言えば、当時乗務していた車両は特殊な幅広車両で、左ブースでなければ通過できなかったのです。通るたびにパッシングで合図を送って、左ブースを開けてもらうようにお願いしていましたので、結構わずらわしい思いをして、記憶に残っています。2001年3月から一般利用開始となり、2001ねん11月30日から全国利用開始になったものの、利用登録料や車載器工事費の負担がありさらにETCカードの発行申し込みが必要になるなど手続きが煩雑であるため普及が鈍かったため財政的な負担が大きく、当時の国土交通大臣の扇千景氏「元祖出来ちゃった婚(本人談)」の苦慮されたようです。
当時高速道路の料金は現金、クレジットカード、ハイウエーカード等で決済されていました。しかし3万円や5万円の高額なハイウェイカードの偽造が多発して対策に頭を悩ましていた国交省に渡りの船の【ETCカード】の出現です。振るわないETCと偽造ハイカの解決はには決定打でした。2006年4月1日以降ハイウェイカードの利用が全面的に停止され、バスやトラック業者には事前に割引の適用を説明して周知していただき、無事通過できました。1000円高速の出現当初は、車載器の購入も予約待ち工事費込みで4万円もしていました。2010年11月現在の利用率は86%に達しています。この先更に伸びるかはサービスしだいと思います。
今回の震災地域のおける特別措置は、ETCに関わりを持たせないところが腑に落ちません。折角渋滞解消に一役買っているETCを介さないで、手動決済していたのでは猫に小判ではないでしょうか?

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