2011年4月10日日曜日

麦畑

H20年現在日本の水田面積は水田237万haです。凡そ35%が行政による休耕地です。小麦の栽培も転作水田で多く作付けされています。他に、大豆、そば、飼料用米、バイオ燃料用、加工用米・・・その見返りとして、農家の所得補償がされています。農業は人が生きていく上で、必要不可欠な食料を生産しています。農業の衰退は私たちの食や生活に深刻な影響を与えます。現状では食料の6割が輸入頼み。輸出国で不作などの事態が起こったときには、自国を優先し当然輸出を控える動きをします。食を自国で確保することは大切です。しかも生産に伴って国土や、水、緑を守り、その恩恵は私たちみんなが受けています。だから農業は私たちが守っていかなければならない「産業」なのです。しかし現在、米をはじめ農産物の価格の低迷により農家はコスト割れの生産を余儀なくされています。例として3haの水田を耕作したとしましょう。
540kg÷60kg=9俵/10a収量、4253円/H22度60kg価格=38,277円×3.0ha=1,148,310円÷12ヶ月=95,693円
実質的には35%の休耕が割り当てられますので更に減少するので、年金生活者でも無い限り継続的な経営は成り立たないことになります。

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